配当で最低限度の生活維持を目指すためのポートフォリオ(その3)国内株・まとめ

 (その2)では外国株のポートフォリオを紹介しました。今回の記事では、現在保有している国内株についてお見せします。

1.保有国内株式の一覧

 現在、国内株式の資産総額はおよそ200万円で、外国株式のほぼ2倍です。まず、国内株式資産額全体に占める各セクターならびに各銘柄の割合から見ていきます。

 セクターとしては電機・精密、電気・ガス及び情報通信・サービスその他で5割強となっています。

 各銘柄については、資産額に占める割合の大きい順に三菱電機(6503)、ソフトバンク(9434)、日本たばこ産業(2914)となります。

図1 国内株式ポートフォリオに占める各セクターの割合。分類名はREITを除きTOPIX17に従う。
図2 国内株式ポートフォリオに占める各銘柄の割合。
表1 国内株式ポートフォリオ。上から年間配当合計の多い順に並べた。 

2.保有国内株式の年間配当について

 続いて配当です。国内株式の年間合計配当は税引き後でおよそ8万円です。

 各セクターのシェアとしては、多い方から順に情報通信・サービスその他、電気・ガス、食品になり、これらでおよそ半分です。インフラ周りの収入が多くなっています。

 個別銘柄のシェアとしては、多い方から順にソフトバンク(9434)、日本たばこ産業(2914)、三菱電機(6503)です。ソフトバンク(9434)は上場以来、株価が下がり気味でしたが、今のところ安定して配当を出しているので、お気に入り銘柄の一つです。親会社は株価変動が大きいので手を出しません。 

図3 国内株式ポートフォリオの配当に占める各セクターの割合。
図4 国内株式ポートフォリオの配当に占める各銘柄の割合。

 

3.まとめ

 国内株式は単元が100株と多いため、一銘柄に投資する金額が多くなります(単元未満株もありますが、手数料がかかるので除外)。このため、外国株で構成されたポートフォリオよりも偏りが出ています。今後は、設定したルール(その1を参照)に近づけるべく、銘柄を吟味し調整をしていきたいです。

4.本年度残りの投資計画

 これまで3回にわたり、株式のポートフォリオを公開してきました。その他(現金・年金以外)の資産は以下になります。合計374万円です。

  • 国内株式200万円:投資継続。
  • 外国株式124万円:投資継続。徐々に資産割合を増やす予定。
  • 債券44万円:日本国債、豪ドル建債 → 豪ドル建債券はパフォーマンス悪いため、外国株式へ入れ替え予定。
  • 投資信託6万円:楽天全米株式インデックス、継続。

 はりきちは1年を1月初め12月終わりで計画を立てています。投資資金はいくら必要?その2で書きました通り、初期投資272万円+年間投入額182万円=454万円としていますので、残りの8月ー12月の間は80万円の追加投資を考えています。

 今年と来年の相場は、コロナウィルスによる経済への悪影響や米国大統領選挙があり、株価は全体的に値下がりすると考えています。ただし長期投資ではこのような時には資金投入のチャンスでありますから、忍耐強く坦々と積み上げていきます。銘柄選択は冷静かつ慎重に行います。焦りは禁物です。