配当で最低限度の生活維持を目指すためのポートフォリオ2021年8月(外国株・日本株):インサイダー、AT&Tを買い増しする

 こんにちわ。はりきちです。9月に入りましたが再び雨模様が続いています。2回目の梅雨がきたようだと言われることもあります。コロナ禍の状況もあり、なかなか外に出られない日が続きますね。

今、はりきちの中で注目している米国株はAT&Tです。一時期高配当利回り株で脚光を浴びていた同銘柄ですが、業績の増配のストップとワーナーのスピンオフ(ワーナーはディスカバリーと合併予定)で嫌気されて売られています。Twitterの界隈を除くと、持ち分をすべて解消してもらった人も多いですね。私はこういうときは、その会社の経営幹部(インサイダー)のポジションを見ることにしています。その会社を一番よくわかっている人々が、何を言っているのかよりも、実際にどのような行動を取るのかというのは、株価を占う上で参考になります。

図1 インサイダーの株式取得状況 https://www.dataroma.com/m/stock.php?sym=T

図1を見れば明らかなように、経営陣は株式の取得を増やしています。また、2021年9月1日付けの最新のSECの報告書を確認すると、VPなどのボーディングメンバーが取得していることがわかります。よほど自信がなければ買い付けなどしないでしょう。はりきちは売却せず、持ち分を増やしていく予定です。

8月の取引状況

 8月も先日と同じように数銘柄を機械的に買い増しただけです。およそ10万円の資金注入、日本株は買っていません。

[買い付け銘柄]
  • アリババ, BABA (Retail/Wholesale):1枚
  • ブリティッシュアメリカンタバコ, BTI (Consumer Staples):12枚
  • AT&T, T (Computer and Technology):11枚
[売却銘柄]

なし

外国株式・日本株式ポートフォリオ(資産割合)

 先月に引き続いて中国株・中国関連株の下落が続き、思ったほどPF全体が伸びていきませんね。米国株が好調な中、これは辛いところであります。中国株を除けば成長よりも配当を重視した選定なので、仕方ないところはあります。今回の買い付けで、BTIのPFに占める割合がトップになりました。この銘柄は日本円で200万円規模になるまで買い付けを続けます。

図2 各セクターの外国株式ポートフォリオに占める割合。セクターはmacrotrendsの分類を採用。
図3 各銘柄の外国株式ポートフォリオに占める割合。%値の大きいものから時計回りに配置。
図4 国内株式ポートフォリオに占める各セクターの割合。分類名はREITを除きTOPIX17に従う。
図5  ポートフォリオ(国内株式)の資産に占める各銘柄の割合。

外国株式・日本株式ポートフォリオ(配当割合)

 最近のBTIの買い増しで、外国株PFの配当の割合が20%超えています。BTIは増配もしましたので、配当利回りは8%近く(!)になりました。ADRなのでNISAで買っていると米国での課税が無い分、凄まじいブーストがかかります。Tも引き続き主力です。

図6  年間の受け取り配当の各セクターのシェア(外国株式)。
図7 年間の受け取り配当の各銘柄のシェア。
図8 国内株式ポートフォリオの配当に占める各セクターの割合。
図9 国内株式ポートフォリオの配当に占める各銘柄の割合。

まとめ

 ひたすら年間配当を積み上げていく方針は変わりません。日々の株価の変動に惑わされず、買い付けを続けます。もし相場全体で大きな変動があるときは、躊躇なく資金注入します。

  • 残高:654.5万円(ドル円110.00、人民元円17.02で換算)
  • 予定年間受け取り配当:22.2万円(税引き後、ただし国内課税分のみ計算)
  • 配当利回り:3.39%(税引き後、ただし国内課税分のみ計算)
図10 年間資産推移。
表1 保有銘柄一覧(外国株式)
表2 保有株式(国内銘柄)
表3 保有株式(中国上海A株式)