ボリス、ディープステートの存在を明言する

 

 7/18にハフィントンポストukが、ジョンソン首相が「私が辞任したあとにディープステートと、キア・スターマーは英国をEUに戻そうとするだろう」と発言したことを報じました。日本メディアでは完全にスルーされています。
この発言は色々な意味で衝撃です。まず、現職の英国の首相がディープステートと公に言ったことです。

Prime Minister Boris Johnson makes a speech during a visit to the Farnborough International Airshow in Hampshire.
Prime Minister Boris Johnson makes a speech during a visit to the Farnborough International Airshow in Hampshire. 
FRANK AUGSTEIN VIA PA WIRE/PA IMAGES

 ディープステートとは、世界を裏側から実質的に支配している影の組織、または集合体で、一部の書籍ではそれはシティオブロンドン、ウォール街などの国際金融資本であるとされています。陰謀論ではないかと主要メディアでは言われていますが、ここ数年で存在を公言したのは、アメリカの前大統領のトランプ氏でした。彼に続いてジョンソン首相もディープステートの存在を仄めかしました。一国のトップがこれについて発言するというのは相当に重いことです。

 英国をEUに戻すということについてですが、そもそもなぜ戻す必要があるかということについてですが、これは国際金融資本の目的が国家という単位を弱め、グローバル化を進めることにあるという点を元外交官の馬淵氏が指摘しています。通貨、モノ、情報の移動を円滑にするためです。そのためには究極的には世界中のルールを統一し、国境をなくしてしまわないといけません。これがグローバル資本主義の行き着く先です。

 面白いのは、この思想はかつて存在したソ連の目標、共産主義による世界統一に似ていることです。いま、先進国ではさかんにSDGsが推進されていますが、これも世界統一、グローバル化のためです。多様性を謳っておきながら、SDGsによって各国が独自なら持つ目標をこれに置き換えていきます。すべてこの十七の目標に合わせますが、各国の自主性は失われます。

2030アジェンダ

 ジョンソン首相はこれまでも英国を引っ掻き回していましたが、最後にどデカい爆弾を落としていきました。英国がどのような方向に進んでいくのか、投資家として今後も動向に注目です。