こんにちわ。はりきちです。株式投資を実践されている皆さんは、夫婦2人だったり、子供を2、3人抱えていたり、独身だったり、2世帯で生活していたりと様々な家庭環境にいると思います。二人ともフルタイムで働いて子育てをするのは想像以上に大変です。ストレスで病気になってしまうこともあります。この記事では、これから子育てを考えているカップルの皆さんに向けて思うことを書いています。
パワーカップルとは?
株式投資にはハイリスク、ローリスクといった考え方があります。もし、親元を離れていて、近くに頼れる人がいないなら、家庭環境において「パワーカップル+子育て」という形態はハイリスクになるんじゃないかと考えています。パワーカップルは、定義としてはいろいろあるんですが、以下が多いようです。
- 夫婦ともに正社員で働いている
- かつ高収入:世帯年収が1000万円以上
ちなみに上記に当てはまるのは、上位12%くらいです。
「パワーカップル+子育て」がハイリスクであると考える理由なんですが、私自身の体験を下記に書いていきます。
保育園で拾うもの
なかなか子供が授からず、不妊治療で闘っている夫婦の皆さんもいらっしゃいますが、私は幸いにもそうした治療を利用せずに子供を授かりました。妻の献身のおかげで順調に育ち、保育園も決まり無事に入園させることができました(本当に妻に感謝です)。
が、保育園に入園してからが本当の試練の始まりでした。
保育園に入った子供はすごい勢いで成長していきます。本人も最初は不安がって送っていく際に泣きじゃくるのですが、しばらくするとキョトンとしてきます。名前を呼ぶと元気よく手をあげたり、つかまり立ちの仕方がしっかりしてきたり、興味の対象が増えます。色々と保育園のお友達からヒント拾ってきているようです。
ただ、拾ってくるのはヒントだけではないのです。病気も拾ってきます。昔、地元の子持ちの友達から、「子供は何とはなしに熱を出す」と聞いていたのですが、その時はピンときていなかったです。本当にいきなり熱を出します。私が子供に通わせている保育園では、二十四時間以内に一定の熱が出たときには、登園させられないというルールがあります(ほとんどの保育園はそうと思います、厚生労働省で決まっているんですかね)。
子供が熱を出したら休ませ病院に連れていきますが、現代では小児科は少なく、予約もなかなか取れないこともあります。これで1日潰れます。また、治るまでは個人差がありますから、2〜3日で治る場合や1週間かかる時もあります。また、感染症にかかっているときには病院で医師の承認が得られないと登園を再開させられないのです。
子供の看護、誰がするのか?
上記のような子供の突発的な熱出しは、免疫が安定するまでは1ヶ月に1度はあるそうです。これは大変です。例えば、夫婦がともに正社員でバリバリ働いているとすれば、有給休暇を行使しなければなりませんが、これには(会社により日数が決まっていたり、子供の看護休暇制度もありますが)上限があります。
正社員で第一線で働いていれば、重要なプロジェクトの最中だったり、繁忙期だったりすることもあり、なかなか帰れない時があるでしょう。2日以上連続で休めますか。夫婦が同じような仕事をしている時は繁忙期がかぶることもあり得ます。
また、さらに二人とも地元を離れて就職していたらどうでしょうか。どちらかあるいは両方がそれぞれの両親が近くにいればいいですが、二人とも上京していて親元でない時は大変です。どうやって看病しますか。さらに子供の免疫は個人差があります。身体が丈夫な子供もいれば、弱い子供もいます。病気に強くなる時期が早くきたり、しばらく弱い状態が続くこともありますね。いずれにしても、病院に頻繁に通う時期はきます。場合によっては夫婦のどちらか一方が勤務形態を変える(パート、時短)か転職する、あるいは仕事をやめ、シフトダウンの必要があるかもしれません。
もし、ローンを抱えていたら?
さて、上記のような状況ですでにローンを抱えていたらどうでしょうか。東京周辺のファミリータイプのマンションは7,000~8,000万円がざらにあるようです。もし、夫婦がともに同じくらいの収入でペアローンを組んでマンションを購入していたら大変です。勤務形態の変更や退職により収入が減った場合、家計が苦しくなります。そのような状況を想定してローンを組んでいましたか?
どうしても近くに頼れる人がいない、仕事を変えたくないという場合には、ベビーシッターを雇うという手段がありますね。しかし、これも高くつきます。
高い世帯収入を得るために二人でフルタイムで働いていたのに、給料がベビーシッター代に消えるのは本末転倒ではないでしょうか。それで子供と過ごす時間を削っていいのでしょうか。
もし、パートナーが病気になってしまったら?入院したら?
私は実際に病気になり、入院してしまいました。詳細はこちらの記事で書いていきます。
まとめ
もし、皆さんが共働き家庭で、近く子供がいる生活を描いているなら、今一度振り返り、お互いに話し合ってみてください。
- 投資計画
- ローンの状況
- 周辺に助けを求められる人がいるかどうか
- 描いている生活スタイルにズレはないか
- 将来のキャリア
- 子供と過ごす時間をどう考えているか
当ブログでは、他にも株式投資の記録、技術的視点での銘柄分析、あまり知られていない経済物理についても書いています。
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