パワーカップルと子育て もし家族や大事な人が病気になったらどうする?重症度分類100dBの突発性難聴にかかったら 最終章:治療終了

 こんにちわ。はりきちです。2021年に片耳の聴力を失い、立てなくなってからその後どうなったのかを書いていきます。過去記事はこちらをどうぞ。

最後の検査

 前回の記事の最後でも書いたとおり、突発性難聴を患ってから一定の期間を過ぎると聴力が固定され、それ以降はどのような治療をしても変わりません。今回の記事は、結局どこまで聴力が戻ったかという報告になります。最後までの2回の聴力検査はどうなったか見てみましょう。

写真1:難聴になってから6回目の聴力検査。この時点で6ヶ月。
写真2:難聴になってから7回目の聴力検査。この時点で9ヶ月。

 6回目と7回目ではほとんど違いが見られなくなりました。この時点で聴力が固定したと判定し、治療終了となりました。

生活の状況

 聴力としては改善しましたが、聞こえ方が違います。具体的は、以下の点でしょうか。

  • 鈴の音は高い音が聞こえない
  • 蚊の音が聞こえない
  • ストレスがかかっているとき、気持ちが落ち込んでいる時は耳鳴りや、一時的に聴力が落ちている気がする

他は、私生活で困っていることはありません。突発性難聴にかかった初期にあったようなぐるぐると回るような目眩やふらつきはないです。歩行やランニングも問題なくできます。

 ここで、最初の聴力検査をもう一度見てみます。この頃は100dBでも聞こえない周波数域がありましたし、今と比べるとまさに雲泥の差ですね。

写真3:最初の聴力検査

まとめ

 治療を受けた結果は以下でした。一部の音域に障害が残っていますが、日常生活、会話に問題ないレベルまで回復できました。

  • 聴力の改善(9ヶ月)
    • 0~2000 Hz   : 70~110 dB → 0 ~10 dB 完治
    • 2000~4000Hz:85~100 dB → 30 dB 改善
    • 4000~6000Hz:70~85 dB  → 0~10 dB  完治
    • 6000~8000Hz:70 dB   → 60 dB あまり変わらず

ここまで回復できたのは、周囲の理解と家族の助けと思います。特に妻には最初の通院時から世話になりました。やはり持つべきものは人生の伴侶です。本当に感謝しています。