こんにちわ。はりきちです。今日は米国株の下落から日本株の連れ安に見回った方も多かったのではないでしょうか。先日の日本株に続いて米国株版のバブル判定をしてみます。
LPPLSモデルはバブルの価格の動きが下記のように構成されているとしたものです。
- 価格の指数関数的上昇・・・価格の上昇による更なる上昇を呼ぶフィードバック、投資家が株に群がる過程
- 価格の三角関数的振動・・・本質的価値への回帰の過程
- 参考書籍: Why stock markets crash?
その時の価格変動がバブルの傾向であるか否かを判定することで、不必要な株の買い付けを防止、または下落からのヘッジ、覚悟をすることができます。
S&P500のバブル動向
今回の計算対象は以下のセクター米国株ETFです。
- SPDR S&P500 ETF : SPY
- SPDR エネルギー ETF : XLE
- SPDR 通信コミュニケーション ETF : XLC
- SPDR テクノロジー ETF : XLK
- SPDR ヘルスケア ETF : XLV
- SPDR 一般消費財 ETF : XLY
- SPDR 不動産 ETF : XLRE
- SPDR 公共 ETF : XLU
- SPDR 生活必需品 ETF : XLP
- SPDR 素材 ETF : XLB
- SPDR 工業 ETF : XLI
- SPDR 金融 ETF : XLF
計算結果
10月2日時点の価格を元にしています。1ヶ月以内にIndicatorが反応したセクターを挙げてみます。p-バブルは株価急騰、n-バブルは株価急落の可能性があります。
- SPY, S&P500 インデックス:negative bubble indicatorが発現
- p-バブル業種
- 通信コミュニケーション : XLC
- エネルギー : XLE
- n-バブル業種
- 不動産 : XLRE
- 公共 : XLU
- テクノロジー : XLK
- ヘルスケア : XLV
- 生活必需品 : XLP
- 素材 : XLB
以上になります。比較的下落に強いとされる公共・生活必需品・ヘルスケアは耐えられますか?明日からの相場が楽しみですね。