配当で最低限度の生活維持を目指すためのポートフォリオ(その2)外国株

 その1では、はりきちのポートフォリオ構築に関する考え方を述べました。今回は、実際のポートフォリオをお見せします。その2では外国株式について見ていきます。

1.保有外国株式の一覧

 2020年7月現在の運用資産額は多くありません。買い付けをしてうまくいったと思った銘柄、失敗したなと思った銘柄をすべて隠さず載せています。表と図で、各保有銘柄の情報についてまとめました。

 保有銘柄の各国に対するシェアです。約7割が北米銘柄になります。

図1 国別の外国株式ポートフォリオに占める割合。アメリカ、カナダ、英国、ノルウェーの4カ国。

 続いて、各セクターごとの割合です。まずUtilities銘柄を好んで選択していました。現時点では偏りが大きいと考えていますので、これから徐々に割合を見直していきます。

図2 各セクターの外国株式ポートフォリオに占める割合。セクターはmacrotrendsの分類を採用。Utilities, Computer and Technology及びFinancesで6割を占める。

 最後に各保有銘柄の一覧です。円グラフと表で示します。全部で25銘柄を選択しています。このポートフォリオでは税引き後利回り3.91%になります。

図3 各銘柄の外国株式ポートフォリオに占める割合。%値の大きいものから時計回りに配置。
表1 harikichiの外国株式ポートフォリオ。上から年間配当合計の多い順に並べた。このポートフォリオ全体の税引き後利回りは、外国で課税される分を除外し、日本国内における課税分(20.315%)のみを加味して算出した。Shellは英国にカウントした。

2.保有外国株式の年間配当について

 各銘柄の資産額に占める割合を意識して投資することは大事です。さらにharikichiの場合は配当を目標としていますので、各銘柄が配当に占める割合もコントロールできるように心がけています。配当について、前節と同様に円グラフで割合で示します。

 国別のシェアとセクター別のシェアは前節と似た傾向を示しますが、銘柄別のシェアは個別の利回りに差があるので、若干違った傾向になります。

図4 年間の受け取り配当の国別シェア。
図5 年間の受け取り配当の各セクターのシェア。傾向としては資産別のシェアと同様にComputer and Technology,Finances及びUtilitiesで約6割となる。
図6 年間の受け取り配当の各銘柄のシェア。配当0%の物は省略。

3.まとめ

 ここまで外国株式のポートフォリオを紹介しました。今後の方向性としては、Basic Materials とConsumer Staples及びMedicalの割合を増やし、配当のバランスを取っていきたいと考えています。

 次回は国内株式について紹介します。