みなさんこんにちわ。はりきちです。コロナショックから1年が経過し、新年度が始まりましたね。人の移動が多くなる時期です。日本のコロナの感染者の数は、この記事を書いている時点では東京で570人、大阪では918人(!)と大台の数字が続いています。今月のFinancial Crisis Observatoryのレポートでも、コロナについて触れられていました。
欧州のコロナ状況
レポートでは各国の状況が記されていました。コロナ禍は継続し、世界の経済、政治にも引き続き大きな影響を与えています。
- フランス・・・パリで再びロックダウンを実施。死者は10万人を突破。新規感染者数は日毎に4万人、2月時点から倍になった。
- ブラジル・・・状況悪化。3月末での日毎の死者は4000人
- イタリア、中東、インド、中国その他・・・第3波の兆しが見えているが、各国の部分的ロックダウン・ワクチン接種推進・外出制限などの処置で、昨年と比較してロックダウン状況に至るまでのペースは遅くできている
バイデンのインフラ投資
アメリカのバイデン大統領が2兆ドルのインフラ投資策を発表したことが話題となっていました。その中身は以下です。
- 道路、橋、高速道路、空港などのインフラ整備、電気自動車開発・・・6200億ドル
- 高齢者、身障者へのホームケア(介護)・・・4000億ドル
- 住居整備・・・3000億ドル
- 飲料水インフラ整備、送電網の改修・・・3000億ドル
- 製造業の再生・・・5800億ドル
以上は8ヵ年の計画で実施、財源は下記になります。
- 法人税の21%->28%への引き上げ
- グローバル最低法人税率の設定(21%)
- 富裕層向け増税
うーむ、2兆ドルを8年に分割ですか。。。
NASDAQと5年利回りの関係
今月のレポートで興味深いのは、NASDAQ100と5年実質利回りが見事に逆相関しているということです。つまり、このまま金利が上昇局面にあれば、NASDAQ構成銘柄は下がる可能性が高いということです。しばらくはハイテク銘柄は買い付けを控える方がいいかもしれませんね。
各種資産クラスの動向
レポートのバブル動向について見ていきます。欧州個別株は調子を戻し、米国個別株は鈍化といったところでしょうか。
- 個別株 13 -> 13 変わらず
- 欧州 9 -> 11 上昇
- 米国 18 -> 16 下降
- インデックス 22 -> 22 変わらず
- 欧州 12 -> 9 下降
- 米国 23 -> 28 上昇
- グローバル 23 -> 21 下降
個別株とインデックスで傾向が逆なのが面白いですね。欲しい銘柄がこのまま値下がりしてくれれば御の字です。
セクター別の動向
セクター別では下記の7つのセクターがバブルとなる可能性があるとの報告でした。しばらくは下記セクターは買い付けを避けておき、弾けて安くなった時に拾っていきたいですね。
- 金融
- 資本財
- エネルギー
- メディア
- 保険
- 銀行
- 不動産
個別株の動向
今月は比較的バブル気味の銘柄が多く、値下がりする物が少ないようです。安く買いたいはりきちとしては退屈な時期ですね。保有銘柄も高止まりする物があるようで、買い増しは避けたいです。
- リヨンデルバセルインダストリーズ, LYB
- シスコシステムズ, CSCO
- フォード, F
- インターナショナルペーパー, IP
- クラフトハインツ, KHC
まとめ
外国株、特に米国株は金利上昇に伴ってセクターローテションが発生しつつも、全体としては引き続きバブル傾向が続いているようです。まとまった資金の投入はさけ、安値の株に淡々と買い付けをするのみとしたいです。