こんにちわ。はりきちです。今年も終わりに近づいてきました。相場も荒れてきています。今月もFinancial Crisis Observatory のGlobal Bubble Status Reportを読みました。FCOはチューリッヒ大学の市場バブルを研究する機関です。12月分ではARKK ETFの下落、中国市場の減速という2つの象徴的な出来事が書かれていて、はりきちはこれが相場の転換点と考えています。
- US equities:キャシーウッド氏率いる、ARKK ETFが$100を下回る。投資家の平均購入価格は$111
- Emerging market:4つの状況から中国の2021年のQ4に影を落とす。
- 不動産市場の減速
- テクノロジーセクターの規制強化と介入
- COVID-19の変異種の散発的な発生
- エネルギー危機
- 上記の状況により中国は2022年にリセッション(景気減速)が起こるが、一方で来年には中国政府が景気の下支えのために大規模な刺激策を実施すると予測。
一度崩落した市場は見放されて誰も話題にすることが無くなります。そのような状況になったところで動けるよう、グロース・中国株については下調べをしておきます。
各種資産クラスの動向
先月よりポジティブバブル成分は横ばいとなっていますね。市場はインフレの進展からの景気後退を懸念し慎重になっているとみるべきでしょうか。これが来年以降の株価下落を意味するなら、来月からは下落方向のバブル:ネガティブバブル成分も追っていくことにします。
左:先月のポジティブバブル成分値、右:今月のポジティブバブル成分値
- 個別株 8→9 上昇
- 欧州 7→7 変わらず
- 米国 10→11 上昇
- インデックス 11→11 変わらず
- 欧州 14→11 下降
- 米国 11→12 上昇
- グローバル 11→11 変わらず
セクター別の動向
先月に引き続いてTelecommunication Servicesが年次リターン、バブルサイズが共にマイナスを継続しています。実際、VZやTは冴えない株価が続いています。Tは右肩下がりではあるものの、インサイダーが買い付けを続けているようなので、配当が減配予想が出ていてもこのまま保有を続けていきます。
個別株の動向
個別株については4つの象限、1:順張り買い、2:逆張り売り、3:順張り売り、4:逆張り買いが拮抗する数となっていますね。混沌とした状況です。はりきちはいつものように左上の株を吟味するのみです。
4:順張り買いの投資家銘柄としては、T、IP、INTCといった保有銘柄が並んできました。それぞれ下がり切ったところで買い増しをしていきます。他にも気になる銘柄が多く並んでいますが、ポートフォリオの銘柄が多くこれ以上増やすと管理が大変なので、既存の銘柄をいじるのみです。自分の得意なコースでバットを振ればいいんです。
まとめ
- 中国は2022年にリセッション
- 市場は停滞気味
- 逆張り買い銘柄増加、T、IP、INTCはネガティブバブルの兆し