配当で最低限度の生活維持を目指すためのポートフォリオ2020年9月(その1)

涼しい季節になってきました。はりきちです。9月のポートフォリオ状況について報告します。9月は米国株価の乱高下や菅総理の誕生からの通信株の下げと、イベントが多かったですね。今回も、以下について見ていきます。

  • 9月の取引状況
  • 外国株式ポートフォリオ

1.9月の取引状況

 今月は売却はせず、新たな銘柄の購入と増強をしました(先月のポートフォリオはこちら)。

  • ロイヤルダッチシェル, RDS.B (Oils/Energy):6枚
  • ニュートリエン, NTR (Basic Materials):6枚
  • ファイザー, PFE (Medical):6枚
  • AT&T, T (Computer and Technology):6枚
  • グラクソ・スミスクライン, GSK (Medical):3枚
  • バンク・オブ・ノバスコシア, BNS (Finances):9枚
  • インターナショナルビジネスマシーンズ, IBM (Computer and Technology):2枚
  • エクセロン, EXC (Utilities):2枚
  • PPLコーポレーション, PPL (Utilities):3枚
  • シスコ・システムズ, CSCO (Computer and Technology):5枚

 はりきちは配当を重視し、銘柄を選択しています。9月の取引では、各セクターに分散し買い付けを実施しました。これらの合計の年間配当利回り(税引き前)は5%程度です。

2.外国株式ポートフォリオ

 さて、買い付けの結果からどのようにポートフォリオが変化したでしょうか。保有銘柄のセクター別シェア(資産額と配当)です。

Computer and Technologyセクターの配当がポートフォリオの4分の1をしめるようになりました。このセクターは5GやAIの普及で成長を続けています。

Oils/EnergyセクターはBPがオイル需要に関して悲観的なレポートを出しており、株価としては低迷が続きそうです。

図1 各セクターの外国株式ポートフォリオに占める割合。セクターはmacrotrendsの分類を採用。前回と同じく、Utilities, Computer and Technology及びFinancesで6割を占める。
図2 年間の受け取り配当の各セクターのシェア。資産別のシェアと同様にComputer and Technology,Finances及びUtilitiesで約6割となる。

 続いて個別銘柄です。新規の銘柄を増やしたため、銘柄総数は29になりました。ポートフォリオ合計としては$14,157.97、$1,132.28の増加です。配当については年間で$754.38(税引き後$601.13:外国課税分除き、NISA口座を考慮しない)であり、$101.72の増加です。

図3 各銘柄の外国株式ポートフォリオに占める割合。%値の大きいものから時計回りに配置。
図4 年間の受け取り配当の各銘柄のシェア。
表1 保有銘柄一覧

 実はQ3の配当で月末に以下の銘柄も買っています。今回編集に間に合わなかったので、次回の報告に反映します。

  • ユニリーバ, UN (Consumer Staples):1枚
  • ブリティッシュアメリカンタバコ, BTI (Consumer Staples):1枚
  • ファイザー, PFE (Medical):1枚

3.まとめ

 はりきちはこのポートフォリオ自体の含み損益を公開していなかったのですが、実はおよそ$1,600の含み損あります。キャピタルゲインを狙いにくいのが高配当投資の難しいところです。

 最近、ETFのSPYDの減配・価格下落がありましたが、このように高配当株は価格の下落にさらされやすいです(それ故に、高配当利回りとなっている側面があります)。長期で保有するつもりならば、一時的な下落を忘れるといいのですが、業績が悪化しずるずると株価下落すると良くないです。しっかりとした見極めが大事です。

 国内株式の状況はその2へどうぞ。